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「懐に飛び込んでのボディブロー連打」と「ヒット&アウェイ」、職域と地域の違い

「呉モデル」は万能?

「重症化予防」の好事例として、データヘルス初期から頻繁に取り上げられてきた事例は広島県呉市の「呉モデル」です。優れた事例であることは間違いありません。
ですが、どの保険者でもなぞれる事例でしょうか。
保険者は市役所、対象者は市民、医療機関は市の医師会に加入している医療機関が多く、呉市という限定された地域で完結する取り組みだったからこそ、と感じます。
職域ではどうでしょう。
例えば、大きな本社に診療所があり、専属の医療職の方がいれば、そこにお勤めの方には近いことができるかもしれません。しかし、多くはそうではない。
職域保険の高リスク者は、通院するにしてもどこのお医者さんに診てもらうかわからないのです。そのお医者さんに保険者の考えを本人(患者)から伝えてもらい、協力関係を築くのはそれほど簡単なことではありません。
現に、こんなケースがありました。協会けんぽのある支部(首都圏)では、呉モデルを意識したと思われる事業の受託者を募集していたところ、前年度実績を踏まえたその規模は「数十名」だったのです。
協会けんぽ支部でこの規模だという事実は冷静に受け止めなければいけません。

職域における最適解とは

職域での重症化予防において最も重要、効率的、かつ普遍的なのは、古くから言われている「早期発見・早期治療」です。まずはお医者さんに診てもらうこと。
そのため、「どの層を優先すべきか」というご相談をいただいた時は、「迷わず早期受診勧奨レベルを選んでください。アプローチしたときに、すでに通院していたとしてもいいじゃないですか」と答えています。
雑な例えですが、呉市モデルを「懐に飛び込んでのボディブロー連打」とすると、「まずは受診勧奨」は「ヒット&アウェイ」です。
環境が違えば、戦法も違っていいはずです。

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